私たちのストーリーは2016年に始まります。

Mamiは日本からワーキングホリデービザを使い、カナダに来ていました。彼女は英語が話せなかったので、トロントの日本食レストランで働く傍ら、語学学校に通っていましたが、ビザが期限切れになる頃、南アメリカを旅する前に、もっとカナダを見て周ることに決めました。

カナダの大学へ行っていたオタワ出身のAlexは2016年の春、日頃からカナダ横断を旅することを熱願していたので、4000キロも離れたブリティッシュコロンビアまでヒッチハイクで行こうと決めた所でした。彼はリュック１つに詰めれるだけの服、調理器具、寝袋とテント、そして希望に満ちて出発しようとするAlexが食べるのに困らないようにと、おばぁちゃんがくれた200ドル。

それだけを持って家を出ました。

オカナガン渓谷にあるオーガニック農場で、二人は運命的な出逢いをしました。二人はそれぞれウーファープログラムに参加していました。農場で働く代わりに食事と宿泊場所を無償で受けられるウーファーは、Mamiや Alexのように旅に充分な予算がない若いバックパッカーにとって最高な制度でした。 MamiとAlexは彼らの旅や仕事を離れた新しい経験を通して、その農場で絆を深めました。Alexが時々冷たい川をシャワー代わりにするのを見ては大笑いする Mamiでした。農場でウーファーとしての生活が終わる頃、Alexは Mamiのことが好きだからもう一度会いたいと言いました。

 MamiはAlexがロッキー山脈に向かう間もバンクーバーを旅し続け、二人はEメールやwifiが繋がる所でコンタクトを取り続けました。最終的に Mamiは計画を変え、もっとAlexといるために滞在期間を延長しました。ロッキー山脈を登っていたAlexはその地のTim Hortons（ドーナツチェーン店）でAlexに会いたいと言う MamiからのEメールを読み、即座に予定を全部取り止め、次の日の朝Mamiが待っている1,000km向こうのヴィクトリアへヒッチハイクする準備をしました。

二人は再会し、ブリティッシュコロンビアとバンクーバー島へ旅を続けました。良い場所を見つけてはそこでキャンプし、Alexお気に入りの安価非常食、ピーナッツバターとクラッカーで空腹を満たしました。

Mamiはその後も南アメリカメキシコへ、マヤの構造物やマチュピチュを見るためにチリ、ペルーへ、更にイースター島まで旅を続けました。Alexは最終的にオタワの家へ帰り、商業ビルの通気孔へ潜り、パイプの清掃をする仕事などをして、日本へ行くためにお金を貯めました。ずっと北のイクイットに1か月住まなくてはならない契約がありながらも。

2016年のその後、Alexはようやく Mami に会いに日本に行くことができました。二人は2か月掛けて北海道から九州へ 、Mamiの家族や友達に会い、縦断旅行をしました。その年Alexはもう一度来日、二度目の日本へ来て、皆に二人のことを公言しました。2017年9月Alexは日本へ引っ越し、二人は結婚しました。最終的に Mamiのホームタウンの北海道へ移り住む前までに二年、東京に住みました。

2018年、二人は植物由来のソイキャンドルを販売し始めました。

これからも MamiとAlexは二人三脚で彼らの道を歩み続けます。